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血ぬられた情事のiceblueのレビュー・感想・評価

血ぬられた情事(1949年製作の映画)
3.6
どこまでが真実でどこまでが嘘か。
妻がいながら愛してしまった訳ありの美女。
殺人容疑のかかった彼女を、地方検事補の自分が追求すると見せかけて実は…という裁判。
事件現場に足を運んで細工してしまったこともバレてはいけない。
弁護人がまた鋭いタイプの人物で、バーバラとの会話ではお互い百戦錬磨という雰囲気がなかなかいい。
   
『深夜の告白』から6年後。
バーバラは悪女風の女性ながら、揺れ動く心情を吐露する病院のシーンはさすが。シオドマク監督は、ほとんど彼女に演出指導する必要がなかったというくらい、プロフェッショナルだったとのこと。
もう少し主役の男性に魅力があったら…。
ちょっと固い感じ。
そして邦題もちょっと大げさすぎる気が…。
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