イワシ

ニックス・ムービー/水上の稲妻のイワシのレビュー・感想・評価

5.0
スクリーンに投影された自分自身を見つめるニコラス・レイの姿に泣いてしまった。遺作となった『ウィ・キャント・ゴー・ホーム・アゲイン』とは、まさに姉妹編のような本作は、ニコラス・レイの現実の死がおさめられていないがゆえに、切実な印象を残す。あのジャンク船をほんとうに燃やしていたら、と思わずにはいられない。エピローグに、相米慎二『お引越し』の記憶がこだまする。
イワシ

イワシ