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ニックス・ムービー/水上の稲妻のHKのレビュー・感想・評価

4.0
まずはニコラス・レイのケツに覚悟を見るが、あまりに痛々しいこの映画のなにが凄いって映画作家レイの作品を観たことがなくても、それがどういうものかを確信させてしまうことだったりする。つまり、現実とフィクションとの境界がレイの映画だということになり、そんなものを観ずして今まで俺はなにを観ていたのだ!と正座してレイの作品を振り返らざるを得ないのだ。ちなみに80年のカンヌで公開された最初のヴァージョンは、あまりにドキュメンタリーに近いという理由でヴェンダースが再編集し直した。あ、そういえば『死のロデオ』(52)まだ観てなかったな。
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