本筋がいくつかあるから、映画内で映画を作って監督2人も演技をしてる。そしてオフショットらしき映像も散見する。
何を観せられているんだろうと混乱するし、結局最後まで混乱は残ったままだった。けどそれで良…
やっぱニコラス・レイって映画よりも本人の方が面白いって気がするし、余命幾ばくもないって時期なだけに余計魅力的に思える。
でもあんなニコラス・レイの作品好きでない身としても面白そうと感じられるように…
監督という2人のクリエイターの日常と制作の融合。彼らにとってこれは紛れもない"今、現実"なのか。作られた無軌道ではなくありのままの無軌道と、その根底に漂う本物の死。
娘との再会に感激する死際の老人…
ニューヨークの汚れた雑踏の中、1台のイエローキャブが汚れたビルのそばに横付けする。『アメリカの友人』の冒頭とまったく同じカット割りで本作は始まる。だがタクシーに乗っていたのはデニス・ホッパーではな…
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演技云々じゃなくて、
本当に死の淵に立ってるんだから、
全編が強烈な死のにおいで満ちてる。
ヴェンダースの作品群において
(世にある映画作品全体においても)、
たぶんなかなかの異色作。
個人的に…
良作。筋が三種類くらい混じってるから正直混乱しやすいと思う。一つ目はニック(とヴェンダース)が映画を撮るという筋。二つ目は、ニックのドキュメンタリーを撮るというヴェンダースの振る舞い。そして三つ目は…
>>続きを読む小津のポスターを大写しにしちゃうハントケよりも、尊敬してやまない大先輩の死を玩具にしちゃうヴェンダースの方がずっと無邪気。ニコラス・レイは死相が漂っててヤバい。
ヴェンダースが焚きつけて、ニコラス・…