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郵便配達は二度ベルを鳴らすのkazu1961のレビュー・感想・評価

3.8
🔸Film Diary————————————————-
▪️本年鑑賞数 :2021-456 再鑑賞
▪️#死ぬまでに観たい映画1001本 447/1001

🖋イタリア、ヴィスコンティ版の『郵便配達は二度ベルをならす』は彼の作風の如く、陰影のはっきりとしたモノクロで、蒸せ返るような官能と不倫が大きくクローズアップされていました。一方、ハリウッド、テイ・ガーネット監督の本作のは、当時の製作コード上抑えた形で描かれたためか、サスペンスと法廷物語、そして運命の機微かわ描かれたハリウッド映画らしい作品になっています。

🖋しかもそのハリウッドらしい華やかさと、ハードボイルドな殺意の誘惑が巧くミックスされたフィルム・ノワールの傑作として昇華された作品です。

🖋中盤の法廷闘争から終盤にかけては特に見どころが多く、古典的な雰囲気の中に今見ても色褪せない運命論が描かれているのは興味深いです。

🖋本作、ジェームズ・M・ケインの同名小説の三度目の映画化作品になります。主演の2人がキャリアを代表する演技を披露しています。ジョン・ガーフィールドとラナ・ターナーが不義の恋人フランクとコーラ役を熱演、特に抑圧的なムードがヒロインのターナーの退廃的な演技と相まってノワールな世界を醸し出しています。

🤔物語は。。。
とある安食堂の経営者・ニックと知り合い、雇われることになった流れ者のフランク。ニックの美しい妻に惚れたフランクは、不倫関係を続けるうち、保険金目当てにニック殺害を計画しますが。。。

🔸Database————————————————-
🎥邦題 :『郵便配達は二度ベルを鳴らす(1946)』
原題(英題):『The Postman Always Rings Twice』
🎥製作国 :アメリカ
🎥初公開 :1946
日本公開 :劇場未公開
🎥上映時間 :113分
🎥受賞 :※※※
🎥監督(製作):テイ・ガーネット
脚本 :ハリー・ラスキン、ニーヴン・ブッシュ
原作 :ジェームズ・M・ケイン
音楽 :ジョージ・バスマン
出演(声優):ラナ・ターナー、ジョン・ガーフィールド

🔸Overview (Wikipediaより)———————
『郵便配達は二度ベルを鳴らす』(ゆうびんはいたつはにどベルをならす、原題:英語: The Postman Always Rings Twice)は、1946年に製作・公開されたアメリカ合衆国の映画である。日本では劇場未公開だが、DVDが発売された。
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