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バスケット・ケース3のmimagordonのレビュー・感想・評価

バスケット・ケース3(1992年製作の映画)
3.6
ベリアルとイヴの子供が産まれるぞ!頼れる叔父さんの元へ修学旅行だ!最早コメディ。ユニークな人たち、みんなかわいい。一人ひとり性格も違うしなんか癒されるなぁ...楽しそうにしてるときは。でもヘネンロッター、ここでも社会性を孕んだホラーを繰り広げる。二人の子どもたちが誘拐されたのを気に、もう逃げ隠れはしないとルース叔母さん大激怒。スクールバスとか、偶然なのかもしれないけれど公民権運動を思い起こさせる。ローザ・パークスのバスボイコット(普通のバス)。そしてラスト堂々としたルース叔母さんはキング牧師を意識してるのかな...って、その間にベリアル人殺しまくりだけど。1作目から愛憎劇を繰り広げたデュエインとベリアルもなんか落ち着いたみたいだし。そもそも2作目のオチがなければその後の惨事は起こらなかったはずだけど、そこはもうコメディ・ホラーということで。それにしても1作目のデュエインの繊細さはどこに行ったのやら...。まあ、終わりよければすべて良し。作品としては余分なシーンも多くて散漫な印象だけど、一番楽しくサクッと観れる完結編。
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