あぱっち

ルチオ・フルチの 恐怖!黒猫のあぱっちのレビュー・感想・評価

2.3
"女性カメラマンが、田舎町で発生した謎の連続殺人事件の裏に一人の老人がいることをつきとめるが..."というストーリー

イタリアンホラーの大御所、ルチオ・フルチ監督作品

エドガー・アラン・ポーの同名小説を基にしているものの、全く面白くない

『サンゲリア』のような残酷描写は無く、『地獄の門』や『ビヨンド』のような美しいカットも無い

正直、監督の人選ミスとしか思えない

猫が殺人を犯すシーンでやたらと目のアップが繰り返されるものの、インパクトは皆無

イギリスの片田舎の街並み(ほんの僅か)と"死んだと思っていた警部補が後半復活し、捜査を再開する"という予想外の展開が唯一の救い

数々の作品でフルチとタッグを組んだセルジオ・サルヴァティの独特なカメラワークと巨匠ピノ・ドナッジオの音楽くらいしか取り柄のない作品
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