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ルチオ・フルチの 恐怖!黒猫のEirainのレビュー・感想・評価

2.8
ハピネット「ホラー・マニアックスシリーズ」第13期 第3弾。イタリアン・スプラッターホラーの巨匠ルシオ・フルチ監督が描く、エドガー・アラン・ポーの名作『黒猫』。初Blu-ray化ということで、購入して鑑賞。

とあるイギリスの小さな村で、住民が次々と不審な死を遂げる。彼らの死には一匹の"黒猫"が関わっており―――。

『サンゲリア』、『地獄の門』、『ビヨンド』の"血みどろ三部作"以外のフルチ作品を初鑑賞。フルチ作品は、ゴア描写に尖がったこの3作のイメージしかなかったので、普通(?)にホラーサスペンスしてる本作はなんとも意外な感じがした。(視覚的なグロは腐乱死体だけで、それもほとんど一瞬しか映らなかった。)良く言えばちゃんと体裁が整っている、悪く言えば刺激が足りない、といったところか。

Blu-rayパッケージ裏のあらすじで、「オカルト研究家のマイルズが黒猫を操って完全犯罪を試みる」ってサラッと書いてるけど、マイルズが黒猫を操ってるのかという話は、作中の展開で明かされる結構重要なポイントのような気がするのだが・・・。序盤で明らかになっているのを自分が見落としたか?
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