TakayukiMonji

悪の力のTakayukiMonjiのレビュー・感想・評価

悪の力(1948年製作の映画)
3.7
「苦い報酬」という邦題も付けられていたらしいが、直訳の「悪の力の方がしっくりくる。フィルムノワールの傑作ドラマとして、スコセッシのフェイバリットにも入ってるのを確認。
大きくはフィルムノワールに括られているが、闇の映画というよりは不正ギャンブル的なことをやっている兄の裏で画策する悪徳弁護士の弟の構図はスコセッシが好きそうなクライムドラマと思った。
妖艶な悪女に魅せられたりはなく、純粋な女性とこの弟の恋愛ドラマも見どころだし、登場人物たちの裏切りや人間味も面白く、短尺で見やすい作品だった。
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