アーモンドフィッシュ

ファンボーイズのアーモンドフィッシュのレビュー・感想・評価

ファンボーイズ(2008年製作の映画)
5.0
久しぶりの満点!これはスター・ウォーズファンは必見です。スターウォーズファンによるスターウォーズのためだけの作品と言えます。なので観てない人はあまり面白く感じないと思います。まずカメオ出演のメンバーが凄い。ランド役のビリー・ディー・ウィリアムズ、レイア姫のキャリー・フィッシャー、ダース・モールのレイ・パーク、そしてカーク船長役のウィリアム・シャトナー…スタートレックのキャラとスターウォーズのキャラが共演するのは今作だけじゃないでしょうか?これだけで満点に出来ます💯

スターウォーズvsスタートレックのファン同士の戦いも見れます。もちろんこの映画はスターウォーズからの目線なのでスタートレックファンは凄く嫌な奴らに描かれてますがね(笑)スターウォーズとスタートレックの戦いはまた別のレビューに書かせてもらいます(書くと長くなるのでw)

内容はエピソード1が公開される約1年前、オハイオに住むスターウォーズ(以下SW)のオタク仲間たちが同じくSWオタクである余命数ヶ月の友人ライナスのためにカリフォルニアにあるジョージ・ルーカスの本拠地スカイウォーカーランチからフィルムを盗んで彼に見せてあげようとするもので、オハイオからカリフォルニアまで車で旅をするロードムービーでもあります。SWファンなら思わずニヤリとしてしまうシーンが随所に散りばめられています(女医のキャリー・フィッシャーにキスをして「I love you」「I know」etc) スタッフもキャストも本当にSWファンらしいですが、やはりといった感じです。先述の「I love you」「I know」のシーンでは俳優陣が本気で喜んでるように感じたし、SWを語る時の熱量が演技では無さそうに感じられたので(笑)とは言え劇中に出されるスターウォーズクイズに全問正解できた私もかなりヤバめだなと思いました😅オタク仲間たちがライナスのために何としても映画を見せてあげようとする所やライナスがダース・ベイダーの死ざまについてしみじみと語る所とか泣かせます😢深刻な事を描いてるのですが、全然暗くならない所が良いです。彼らにはエピソード1を観るという目標があるので常に前向きなのです。でもエピソード1がどういった評価なのか知ってると複雑な気分にはなりますが(笑)

ちなみにエピソード7公開前の2015年、本当にこの映画のような事がありました。ディズニーが余命数ヶ月の男性のためにエピソード7を見せてあげたというもの。もしかしたらファンボーイズがなかったら見せてあげようという発想はなかったかもしれません。

SWの他にインディ・ジョーンズ、THX1138、スタートレックも観ておくとより楽しめます。