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トゥルー・カラーズのメルのレビュー・感想・評価

トゥルー・カラーズ(1991年製作の映画)
3.7
チャンスの国アメリカで、何も持たない労働者階級の男が上流階級の家族に取り入ってのし上がろうとする物語。

バージニア大学の法科で知り合ったティム(J・スペイダー)とピーター(J・キューザック)。
育ちが良く友人が多いティムに対して、飲んだくれの父親を嫌い自分の人生を変えるために1人で入学して来たピーター。

野心家のピーターは自分の環境から抜け出すためにあらゆる手を使う。
人の弱みに付け込んだり、多少の不正は気にしないずる賢さがある。
恵まれて育ったティムは逆にそんな不正が許せないが2人は親友。

ピーターはどんどんのし上がり政治家を目指し、ティムは政治家の不正を暴く司法省の役人に。

J・キューザックはこんな調子の良いお喋りな男が良く似合っているし、選挙演説のパフォーマンスはお見事。

J・スペイダーも上等なコートが良く似合って育ちの良さが顔付きにも表れる位はまり役。今は面影も無いくらい性格俳優になりましたが…(笑)

音楽は正に90年代風でやや古さが感じられるけれど、分かりやすいストーリーと主役2人が若くて美しい。
True colors まさに彼らの本性が対比されたストーリー。
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