【ハイウェイの果てに地獄を見た】
ルドガー・ハウアーの怪演が光る名作サイコスリラーを、マイケル・ベイが製作したリメイク版。
冒頭ポップ過ぎて、まるで別物(´⊙ω⊙`)
ほぼプロットは同じですが、本作の主人公はオリジナルにはいないキャラ、グレース。ジムも登場するけど、普通にイイやつなのに彼女から責められるわ、酷い目に遭うわで散々な不遇キャラw
作風も異なり、こちらは純粋なスリラー。ショーン・ビーン扮する本作のライダーは、形なりにも会話が成立するし、変態サイコ野郎で片付けられる人物なので、ハウアー版のような神秘性や不気味さは皆無。2対1の構図になっていることで、追われる側の緊張感も半減している。とりあえず、リメイク版ライダーは『アオラレ』でラッセル・クロウが演じたトムと同類。
ただ、エンタメ的な演出が功を奏してか、本作の方が正直ハラハラドキドキ出来たし、グロゴアシーンもオリジナルよりしっかり描かれていたので、これはこれでありかなと。少なくとも、物語としては一応筋が通っているから、考察や自分なりの解釈も必要なし。オリジナル未見なら先入観もなく、脳死で楽しめる作品じゃないかなと。
時代や設定は違えど、オリジナルでは大批判を浴びたという、人体引き千切りシーンをバッチリ描いていたところは、ホラーを愛するマイケル・ベイの気概を感じました♡
とゆーわけで私は嫌いじゃなかったですが、そもそもオリジナルとは別ジャンルの作品だから、元のファンから不評なのは分からなくもないw
カーチェイスシーンでNINの♪”Closer”を起用してきたのは意外だったなぁ。にしても、この曲よくスコアに使われるわ。
