最高のVシネシリーズです。この軽やかさとおおらかさはなんでしょう。主人公の二人は銃をもたないし、哀川翔の家の鍵は常にあいています。便利屋のチンピラではあるけれど銃は絶対に持たずに戦うのでおのずと身体の溌剌さが表現され、映画全体に軽やかさを生んでいるんじゃないでしょうか。車じゃなくて自転車使ってるとことかも。また、家の鍵があきっぱなしで誰でも出入り自由かつ困った人は助けてしまうお人好しさが、主役二人だけでなく映画全体の大らかさを演出しているんでしょうな。Vシネあるあるというか、制作側の意図だと思いますが、話の筋もたいして複雑ではなく、主役たちが絶体絶命っぽくはなりますが、必ず万事丸くおさまります。これがいいんですよ、ほんと。前田耕陽の軽妙さは最高ですね。ほんといい奴って感じですし、元気いっぱいです。男闘呼組最高。イッツタイムゾーン。あと100回は観たいですね。
