スギノイチ

濡れ髪喧嘩旅のスギノイチのレビュー・感想・評価

濡れ髪喧嘩旅(1960年製作の映画)
2.8
濡れ髪シリーズ4作目。
「黄色いサクランボ」がガッツリ挿入されたりして、相変わらず時代考証ガン無視のスクリューボール時代劇だが、シリーズの中では相対的に鈍重。

相棒役は本郷功次郎ではなく川崎敬三に変更されているが、こいつがどうにも好感が持てない。
そのくせ物語の中心にいるので、映画の足を引っ張っている。
特に女癖が悪く、権力を持った途端に女を手籠にしようとする醜悪さ。
振り回される雷蔵が気の毒になってくる。

このシリーズのコンセプト自体、あまり森一生に向かない題材と思われる。
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