完全自己満足でお送りする不定期企画『レビュー0件映画を鑑賞してみた』
　これはFilmarks内で未だレビュー投稿のない作品をあえて鑑賞し、レビューを書いてみようじゃないかという、無謀かつ誰得な企画です。

　とりあえずのルールとして、Markされていても、レビュー欄が空欄だったり、あったとしても「記録」や「過去鑑賞」のような、レビューとは言い難い内容の書き込みもレビュー無しとみなします。

　さて、今回鑑賞した作品は……
　『リアル・ライフ』　LDで鑑賞。
　1983年　イギリス　恋愛もの　　　先客2名様

　20歳の青年ティムは、口を開けばホラ話しか出てこないでまかせ男。そんな彼を友人たちは適当にあしらい、ガールフレンドのケイトも半ば呆れ気味。
　ある日ティムは、横暴な夫から逃げ出してきたという美しい年上の人妻ローレルと出会う。ローレルは他の人とは違い、ティムのホラ話を真剣に受け止めてくれ、次第にふたりは恋に落ちる。しかしこの出会いがきっかけで、ティムは思わぬ事件に巻き込まれることになるのだった。

　主人公のティムはある意味頭がいいのかもしれない。本当によくもまあこれほどのでっち上げ話を即興で語れるものだ。ある種の才能ですな。小説家にでもなればいいのに。
　しかし、つまるところは単に嘘を並べ立てるだけだし、それについて特に悪びれた様子もないし、どうにも共感はできかねるキャラだった。

　基本はラブコメなんだろうけれど、ティムがある事件に巻き込まれてからは、若干サスペンス感も。ティムは普段から嘘ばかりついているので、いざというときに真実を話しても誰にも信じてもらえない、オオカミ少年のような状態になる。そりゃそうだ。反省しなさい。

　そんなティムを演じているのは、当時イギリスで人気爆発だった（らしい）ルパート・エヴェレット。最近見かけないなー。現在はもう60歳を過ぎているけど、近影見たらイケオジでした。
　因みにガールフレンドのケイト役のキャサリン・ラベットが可愛かった。ほとんど映画には出演してないみたいで残念。

• #レビュー0件映画を鑑賞してみた