真世紀

カルマ -震える記憶-の真世紀のレビュー・感想・評価

カルマ -震える記憶-(2003年製作の映画)
3.4
非番の刑事(フランシス・ン)は多忙のあまり、妻(アテナ・チュウ)から離婚を突きつけられていた。結婚生活最後の日、車中から目にしたのは武装強盗犯たち。職務に忠実なあまり、止める妻を車内に置き去りにして銃撃戦、強盗犯を制圧したが、妻が頭部に被弾。昏睡状態に陥る。医師(ニック・チャン)の治療下、三週間後に昏睡から意識を取り戻した妻だったが、女幽霊の出没や競輪選手の脛から下を切断などの連続殺人事件の様子が見えると訴え出す。

そして、ついに妻自身が幻覚に従い、死体の第一発見者となる事態まで発生。刑事が持ち帰ったある写真を目にした妻は家を飛び出してしまう。

ぶっちゃけ、中盤まで銃撃事件のその情報を観客に伏せておくのはどうかな、さすがにそれは無理がなどと脚本の粗さは色々と否めないんだけど、メインキャストの熱演がその穴や粗さを忘れさせるには至らぬも、何となくカバーしてしまうのであった。嫌いじゃない。
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