VHS字幕スーパー版鑑賞。
カール・ライナー監督の[ミュージカル映画]や[サイレント映画]への愛と敬意が満ち溢れている作品。
英国北部ラングモアの石炭掘り鉱夫バートが、ハリウッドに乗り込み、故郷の[リッツ劇場を甦がえらせる]という夢を実現させるまでのお話。
劇中、F・アステアとジーン・ケリーのミュージカル映画が引用されるだけでなく、バートが歌い踊って完璧にコピー。
[SINGING IN THE RAIN]から[BROADWAY RHYTHM]までの8曲は、ローレル経営のパブで。
[I WILL SEE YOU AGAIN][ALL OF YOU]は、リグビー夫人と。
中でも、ローレルと歌い踊る[DREAM A LITTLE DREAM OF YOU]は、とてもロマンティック。
出し物[サイレント映画スターたちへの愛と賛辞]では、チャップリンとキートンを完璧にコピー。
特に[キートンの大列車追跡]はアレンジされて30秒のCM作品となっているが、本当に素晴らしい。
ストーリーの本筋とは別に[テン]でボー・デレクが入った教会、[ビバリーヒルズコップ]でエディ・マーフィーが占拠した家、F・アステアがプライベートで散歩していた道が登場。
ラストの〔この映画を、愛を込めてジーン・ケリーに捧げる〕というテロップが感動をさらに盛り上げてくれる。
娘の名前が[ケリー・アステア・リグビー]どんだけ好きなんや!っていう話。