こぅ

タランチュラのキスのこぅのネタバレレビュー・内容・結末

タランチュラのキス(1972年製作の映画)
-

このレビューはネタバレを含みます

クリス・マンガー監督による、【復讐サスペンス】。


葬儀屋を営むブラッドリー家の娘、スーザン(スザンヌ・リング)。
母親から冷たくあしらわれ、友だちもいない彼女は、内緒で飼っている毒蜘蛛・タランチュラを使って、邪魔な人間を次々と殺していく…。


幼少期から
スーザンは蜘蛛等の虫をペットとしていて、父親は理解があったが、母親(旦那の弟、ウォルターと不倫中)はそんな娘を殺したい程疎ましく思っていた。

ある夜、
ベッドで眠る母親にタランチュラを這わせたスーザン。
子供ながらのただのイタズラのつもりだったが、母親はショック死した(凄い威力)。

大学生になったある夜、
葬儀屋の父親の出張中に棺を盗みに入った同級生2人に襲われ、地下のペット、タランチュラのジェニファーを踏み殺された。
その恨みで、ドライブイン・シアター(【ダーティハリー】)中の2カップルがいちゃついていた隙にタランチュラを数匹投入。
これも殺意はなかった仕返しのつもりが、パニックになった3人は事故死、1人、ナンシーは生き残ったのだ。

その事件でナンシーを不審に思ったナンシーは、   に調査を依頼する。
そのボーの仕事中、通気口を渡ってチェックしている最中にタランチュラを数匹投入し、パニックになった彼も窒息死で命を落とした。

何匹ものタランチュラを見れるのは珍しい見どころだが、死因がいずれも タランチュラの毒針 で刺す(毒殺)描写に全くなっていないのはインパクトに欠け、一番残念な点。
折角の毒蜘蛛が活かされずだ⤵︎

クライマックスの
ターゲットは、以前から姪をヨコシマな目で見ていた警察官のウォルター叔父だ。
口封じでナンシーを殺害。
職権濫用でスーザンに強引キス。

動けなくなった叔父の
命乞いをガン無視で、黙々と淡々と◯に押し込んでいくスーザン。
これこそ本作で本当の殺意がみなぎっていて中々良き光景。
ムードも'70年代っぽい。


スザンヌが薄幸スリム美少女で、他キャストも好演。
こぅ

こぅ