絵画のように美しい画面の中で人物を動かしたり止まらせたりする。前転したり、走って転んだり、竹馬に乗ったり、息子の首を絞めたり、糸ノコでボールを破壊したり、バケツ一杯の水をぶっかけたり。極めつけは上の…
>>続きを読むブルーノ・ガンツが前転した瞬間から、それまで静的なイメージの連鎖だった映画がアクションを主体にして動き出す。下り道を駆け抜け部屋の中で竹馬に乗るエディット・クレヴァー、二階の窓から投身する子ども、ゴ…
>>続きを読む" 今ここにいるのに
ふさわしい場所がないなどと嘆くべきではない "
傍らには息子がいて、ときに別れた旦那や友人、父があらわれる。
けれどすべての時間は過ぎ去り、また静寂と孤独に包まれる。
どこま…
目を剥いた赤ちゃんの切り返し。逆走する老婆。街を徘徊。通り過ぎていく人々。日常の些事が淡々と過ぎて行く宵闇の青さ。小津安二郎『東京の合唱』と部屋にある肖像写真。とにかく全肯定してくれる。子どもを溺愛…
>>続きを読むラストの文章はなくてもいいのに…とも思うが。ホテルの給仕にサラッとマイケル・ロンズデールが出ていて嬉しい。ブルーノ・ガンツに面と向かって女の甘さをズバリ指摘されるところは何度みてもゲンナリするしまあ…
>>続きを読むベルリン天使の詩やまわり道などのヴェンダース作品の脚本を手掛け、この度ノーベル文学賞を受賞したハントケの監督作。
素晴らしかった!
通り過ぎる列車はまさに小津安二郎的で途中挟み込まれる「東京の合…
R.I.P.ブルーノ・ガンツって訳でもないけど。フェミに毒されたアンニュイ妻。小津リスペクト止まらなすぎてだだ漏れてるのも愛嬌。
ジェラール・ドパルデュ一瞬すぎて見逃すとこだった。
昔のアニエス・ベ…
十年ぶりくらい。ほぼほぼヴェンダース組。満たされた主婦の戯れ的な側面は否めないんだけど、テーマの「今ここにいるのに、相応しい場所がないなどと嘆くべきではない」の万人あるある感で一概に批判もできない。…
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