「いまここにいるのに、ふさわしい場所がないなどと嘆くべきではない」
壁に貼られた小津の顔写真。けたたましく何度も通過する列車、冬の終わりから春の始めまでの、寒々しさの伝わる暗い室内や湿った地面。小…
ブルーノ・ガンツの訃報を知って真っ先に思い浮かんだのが、実はベルリン天使の詩でも永遠と一日でもなくこの作品だった。
作中写真が出てくることからもわかるように小津作品を意識した映像が特徴的で、静謐か…
ヴィムベンダースの作品だとずーーーーっと思ってたけど、違った。。。
「ベルリン天使の歌」と「まわり道」の脚本を手がけたペーターハントケの監督作品。
翻訳家の女性が夫との生活に何かを感じて別居。
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このレビューはネタバレを含みます
こりゃ傑作。
3月の鬱屈としたドイツの風景と、孤独な女の心象風景になっている。
じーっとした静的な映画と思いきや、女が息子の首をいきなり絞めてぐりんぐりんやったり、唐突なアクションが面白い。
他にも…