ゆっきー

左利きの女のゆっきーのネタバレレビュー・内容・結末

左利きの女(1977年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

こりゃ傑作。
3月の鬱屈としたドイツの風景と、孤独な女の心象風景になっている。
じーっとした静的な映画と思いきや、女が息子の首をいきなり絞めてぐりんぐりんやったり、唐突なアクションが面白い。
他にも、旦那役のブルーノ・ガンツのいきなり発狂→自分殴り や、 主役の女のタイプライター払落しなど、 静→動の転換っぷりはんパない。
唐突に人が飛び降りるシーンがあるのだが、数ある飛び降りシーンのなかでも、黒沢清の『叫』に匹敵する鮮烈さ。
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