ヴィム・ヴェンダースの「ベルリン天使の詩」「まわり道」の脚本家であるペーター・ハントケの監督作品(ヴィム・ヴェンダースはプロデュースで参加)。
別離したとある夫婦と子供の日々を描いている。
カメラワークも凝ってないし、ストーリーも淡々としていて…風景の様に映し出されてる人間模様を覗いてる感覚だった。
実際にドイツの街並みや電車、行き交う人々を映し出しているシーンが多い。
詩をゆっくり読んでいるような感じ。
正直自分には、男女の深い愛なんてわからない。
時に惹かれあい、時に傷つけあい…感情の起伏が少し激しい。
所々に小津安二郎へのリスペクトも。
自分が好きなシーンは、今後の行く末を真剣に話すママを横目に、子供二人のふざけあい合戦。