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左利きの女のtomocoのレビュー・感想・評価

左利きの女(1977年製作の映画)
3.3
ヴィム・ヴェンダースの「ベルリン天使の詩」「まわり道」の脚本家であるペーター・ハントケの監督作品(ヴィム・ヴェンダースはプロデュースで参加)。

別離したとある夫婦と子供の日々を描いている。
カメラワークも凝ってないし、ストーリーも淡々としていて…風景の様に映し出されてる人間模様を覗いてる感覚だった。
実際にドイツの街並みや電車、行き交う人々を映し出しているシーンが多い。
詩をゆっくり読んでいるような感じ。

正直自分には、男女の深い愛なんてわからない。
時に惹かれあい、時に傷つけあい…感情の起伏が少し激しい。
所々に小津安二郎へのリスペクトも。

自分が好きなシーンは、今後の行く末を真剣に話すママを横目に、子供二人のふざけあい合戦。
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