mikoyan358

左利きの女のmikoyan358のレビュー・感想・評価

左利きの女(1977年製作の映画)
2.0
監督がペーター・ハントケ、そして製作にヴィム・ヴェンダースが入るという「ベルリン・天使の詩」と立場を入れ替えた構成(そしてハントケの唯一の監督作品)。個人的に「ベルリン~」のあの詩の朗読を映像化したような、左脳というより右脳で観るような構成が好きで期待したのだが...さらに詩的な要素が強まり、親と子という主人公は一応いるがそれが風景の中に溶け込んで人物として見えないような静かな構成が続き、ただただ催眠効果が強かった。だからこそたびたび起こる突然の感情の爆発が突然の物音のように私を起こしに来るのだが...
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