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HHH:侯孝賢のnagashingのレビュー・感想・評価

HHH:侯孝賢(1997年製作の映画)
3.5
侯孝賢のセルフ聖地巡礼。『童年往時』のパートを筆頭に、映画と地続きの時間や風景が流れる瞬間があり多幸感。『冬冬』祖父宅の洗濯物が甘美な光を反射させるショットを挟んで、サラブレッド文学少女な経歴を語る朱天文にもひたすら萌え。工夫茶が気になってしょうがないエリック・ゴーティエの様子がカメラワークから手にとるようにわかり笑えます。カラオケのクソダサ背景映像に突如入れ込まれる粗い粒子のアンナ・カリーナ(『女と男のいる舗道』のポスター)に謎の感動。
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