キャンディキャンディ丸かぶりのキャラクターだけど、これ面白い。
“シンデレラ”的な継子いじめで、ベタな展開やファクターからして女児向けだけど、真面目にドラマが展開するし、キャラクターのデフォルメ加減ももおとぎ話っぽい塩梅で、“女子ターゲット迷アニメ”のようなサブイボは出てきません。
優しさと誠実さが大切であるという話なんですが、こういうおとぎ話のようなロマンチックな世界観を舞台にして、リアリティが薄いからこそ効果的な気がします。
劇場版は5歳の少女時代。
キャンディと違って、日本人の母が死んだとはいえ英国貴族の父はいるのに、シンデレラさながら弱い父親でヒロインの少女リンは居場所がない。
父は家の借金もあるし、日本人ハーフの末娘リンを貴族として認めてもらうために意地悪な女との再婚を迫られたり、アレコレと板挟み状態。それを知ったリンは自分のせいだとひとり日本へ帰国しようと家を出ます。
しかし父と異母姉のセーラは、空港でさまようリンを見つけ、三人で頑張っていこうと誓うのでした。
→TV本編では結局パパは再婚する羽目になり、事業も傾いたりで、リンは色々追い込まれて日本に帰国する展開になるのだけど、それまでの英国編は本当シンデレラとキャンディキャンディを合わせたみたいなお話。
