香港闇社会のトップの座をめぐって繰り広げられる熾烈な争いをスリリングに描く。
ジョニー・トー監督作「エレクション」の続編。
男臭い映画の3本目。
でも、そんなに男臭さは感じなかった。
アクションシーンもそれほど多く無く、派手さも無い。
とはいえ、少ない中でもバイオレンス描写は特徴的だったし、映画全体を通して、無情感が流れており、渋めな仕上がり。
前作で香港ヤクザの栄華と派手さを。
今作で逃れられない闇と無情感を表現し、バランスをとった感じ。
『ゴッドファーザー』的な世界観を香港の文化や価値観と香港映画の技巧で表現しています。
観て損はないけど、観るなら1本目も観た方がよい。
でも、映画として面白いのは一本目。
2本目は闇社会のあの人たちの姿を見て懐かしみ、滅びゆく無情感を味わう映画です。