ブロンソンが好きな人は「お疲れさま」という気持ちで観ると感慨深いものがある作品。
今作の数年前に引退宣言をしてTVなどに出ていたが、当たり役でもあるカージーにけじめをつけるかのように帰ってきたブロンソン。
シリーズ最後にして自身の主演作もこれが最後。
マンネリストーリーではあるが安定はしている。ブロンソンもさすがに70を超え、前作ではぎりぎりのラインだったのが今作では丸顔になってしまい、昔の鋭さは皆無。優しいお爺ちゃんとなってしまっていたのが残念。
普通に見ると凡作ではあるが、シリーズやブロンソンの人生に思い入れがあると楽しめる作品。
それにしても、シリーズ全部邦題に統一感が無いってのも珍しいな。
おまけに今作は劇場未公開のためＴＶ版の題名（狼よさらば 地獄のリベンジャー）とビデオ発売時の題名が違っていて紛らわしい。
