囁きのwhisper

白銀のラビリンス/吹雪に舞う乙女のファンタジーの囁きのwhisperのレビュー・感想・評価

4.2
これはかなりドンピシャで性癖にくる映画ですね...
神秘的な自然に飲み込まれていく少女、そして全体に漂う百合的な雰囲気から、オールタイムベスト映画「ピクニックatハンギング・ロック」の系譜を感じずにはいられない。

「ピクニック」が引き摺り込まれてしまうような岩山の力強い強さだったのに対して、本作は自ら入り込んでいってしまうような氷の美しさが、あまりにも儚げな金髪ロング美少女ウンの魅力をさらに引き立てる。

ウンは“秘密”を抱えて一人消えたのだが、その真相は分からない。ストレートに考えれば、女の子(主人公シス)を好きになってしまったことだろうか?

VHSで発売された形跡はあるものの全く手に入るルートが見つからず、申し訳ないと思いつつ字幕付きのニコニコ動画で鑑賞。
冒頭の2人が裸になるシーンで削除対策のモザイクが入ってて、もしかしたら「ぼくのエリ」のようにモザイクのせいで“秘密”が伝わらなくなってる?と思った。
その後YouTubeで字幕無しのを観たら普通に裸だった。(映画だから許されてるのか、バレてないだけなのか)
囁きのwhisper

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