マッシモ

マッド・ファット・ワイフのマッシモのレビュー・感想・評価

マッド・ファット・ワイフ(2007年製作の映画)
3.0
今なら方方から袋叩きにされそうなコメディ映画。
芸達者なエディ・マーフィが主役と巨漢オバハン嫁と老中国人の3役を演じ分け、
吹替では同じく芸達者な山寺宏一さんがすべてを吹き替えている。

えげつない絵面と話芸が一度に堪能できる作品。

【キャスト】
ノービット・ライス:エディ・マーフィ

[孤児院の人々]
Mr.ウォン:エディ・マーフィ
ケイト・トーマス:タンディ・ニュートン

[ラティモア兄弟]
ラスプーシャ・ラティモア:エディ・マーフィ
ビッグ・ジャック・ラティモア:テリー・クルーズ
ブルー・ラティモア:レスター・"ラスタ"・スパイト
アール・ラティモア:クリフトン・パウエル

監督はブライアン・ロビンス氏
【ストーリー】
両親に孤児院兼中華屋の前にゴミ同然に捨てられていたノービットの数奇な人生が描かれる作品。
幼少期には結婚を誓い合う程のケイトと出会うものの、ケイトが里親の元に旅立ってしまい一人ぼっちなってしまうノービット。
が、程なくラスプーシャというちょっとぽっちゃりの女の子に気に入られそのまま青春を全て奪われそのまま結婚。
尻に物理的に敷かれながら生活していたある日、幼少期に離れ離れになったケイトが街に戻って来るのだが…。

【総評】
2007年の作品でさらに日本では未公開。ラジー賞をがっつり受賞しているとはいえ15年前ならこれがOKだったんだなと思うとなんだか感慨深い。息苦しいと思える作品が多い昨今、いっそこれくらい暴走した作品を今作って欲しいと思わなくもない。内容にあまり触れてなかったですね、ナッティ・プロフェッサーで培った巨漢演技を生かしているのでそちらが好きなら良いかもしれません。

【あとがき】
みんなに敬遠されそうなので最後に書きますがエディ・マーフィーは本作で3冠王輝いています!
(第28回ラジー賞最低主演男優賞、最低助演男優賞、最低助演女優賞)
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