T太郎

マッド・ファット・ワイフのT太郎のレビュー・感想・評価

マッド・ファット・ワイフ(2007年製作の映画)
3.6
849
エディ・マーフィー主演のスプラッター・・・プラスティック・・・知らん、ドタバタコメディだ。

私は非常にお上品な良家のご子息として有名なのだが、この作品のお下劣さにはほとほと辟易させられた。
これまでの私の人生において想像だにできなかったお下劣ネタの数々。

いやはや困ったものである。

とりあえず、気を取り直してお紅茶でもいただきながらレビューを綴っていくとしよう。

主人公はエディ・マーフィー演じる気の弱いアフロ男のノービットだ。
彼の妻がエディ・マーフィー演じるマッドファットなワイフのラスプーシアである。

ノービットは赤ん坊の頃、親に捨てられ施設で育った。
その施設の園長がエデン・マーフィー演じるウォンだ。

ちょっと待て。
ちょ、待てよ。

この作品にはエディ・マーフィーしか出演していないのか?
キムタクもご立腹だぞ。

安心してください。
他にもいっぱい出演してますよ。

この作品はエディ・マーフィーが3役を演じているのだ。
特殊メイクとエディの演技力が素晴らしく、全くの別人に見える。
観ていて不自然さを感じない出来ばえだ。

ノービットはなぜか、少年時代からラスプーシアに気に入られ、結婚までしてしまう。
彼女は非常にマッドでファットな女性だ。
コメディ部分の大半は彼女絡みである。

彼女は自分が町一番の美女だと本気で思っている。
しかし、顔も声もエディ・マーフィーなのである。
しかも、体は度を越えたわがままボディときている。

そんなファットでマッドなラスプーシアが生み出す、様々なドタバタが狂気じみていて面白い。

気の弱いノービットはそれでも家族ができた事を喜び、虐げられながらも生きていた。

そんなある日、初恋の幼なじみが町に帰ってきて・・・

そんな物語だ。

今の色々過敏な人々が目くじらを立てる表現もあるかもしれない。
多分そんな事は、製作側も百も承知だろう。

私自身、そんなアホみたいな事に気を遣う事にほとほと疲れた。
必要でない限り、この先この界隈の話題は一切持ち出さないようにしよう。

私にはお下劣ネタさえあれば十分なのだ。
それさえあれば、生きていけるのだ。

それでは、ご唱和ください。

お下劣バンザ~イ
バンザ~イ
バンザ~~~イ
T太郎

T太郎