ベビーパウダー山崎

二重結婚者のベビーパウダー山崎のレビュー・感想・評価

二重結婚者(1953年製作の映画)
2.5
欲や悪意ではなく、その男も二人の妻もただ寂しいだけで、その成り行きの果てが犯罪に行き着くのは悪くない。裁判の温情処分はどっちつかずで突き抜けず映画が弱く見える。言い訳がましい男はぶっ殺すぐらいの気迫は欲しい。80分しかない映画の殆どが回想というのも物足りない。あえてサスペンスとして何が必要だったのか、何が足りないのかを考えてみる。