Jeffrey

容疑者のJeffreyのレビュー・感想・評価

容疑者(1944年製作の映画)
3.0
「容疑者」

冒頭、気取らない街ロンドン。煙草商の男、意地の悪い妻の殺害、孤独な女への愛、刑事の疑いの的、離婚と結婚。今、妻を階段から突き落として殺害する男の物語が始まる…本作はロバート・シオドマク監督が1944年に制作したフィルムノワールで、この度DVDにて初鑑賞したが面白い。 1940年に渡米後、多くのノワールを手がけた監督がコスモポリタン誌に掲載されたジェームズ・ロナルドの小説を映画化した快作として有名で、同時にイギリス出身の名優チャールス・ロートンが主演を務めたのも話題になったとか。物語は煙草商のフィリップは誰に対しても親切で善良な男だったが、意地の悪い妻コーラとの結婚生活は破綻していた。ある日、職探しで訪ねてきた孤独な女メリーに職を紹介したことから度々、彼女と会うようになる。フィリップはコーラに離婚を迫るが、軽くあしらわれてしまう。頭にきたフィリップは事故死に見せかけてコーラを階段から突き落として殺害する。そこへハクスレー刑事は他殺と睨みフィリップを追求するが証拠があげられず一旦は引き下がる。フィリップはメリーに自分が殺人の嫌疑がかけられていることを打ち明けるが、彼女は結婚を望んでいた。
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