「ブエノスアイレス」を見ていたのでついでに・・・。
要はメイキングドキュメンタリーであり、ウォン・カーウァイが監督も務めておらず。当然、「ブエノスアイレス」を見ていない方にはチンプンカンプンな内容となるので要注意。
それでも、ウォン・カーウァイ色を一生懸命出そうとしている努力は見えるので映像や音楽はいい。その反面、純粋なメイキングとしての内容は薄め・・というか、雰囲気に頼り過ぎていて、やや説明不足。
役者陣ではトニー・レオンのインタビューが数回入るくらい。後は現地コーディネーターさんだったりとスタッフさんの回想インタビュー、未公開シーン、本編映像で構成。
レスリー・チャンが俳優としてはもちろん、歌手としても大スターだったのでコンサートの為に撮影途中に香港に帰国し撮影が1ヶ月ほど中断したエピソードは興味深い。
南米のパリとも呼ばれるブエノスアイレスの街並みは美しい。かねてから一度は訪ねてみたいとは思っているものの、ニューヨーク経由で24時間以上も飛行機に乗り続けないといけないと思うと、やはり二の足を踏んでしまう。
「ブエノスアイレス」が物凄くハマった方なら見て損は無いかもくらいのお勧め具合。
