第一次世界大戦の残した傷がすごく垣間見えるし宗教色もセットで私にはわからないヨーロッパのロストジェネレーションというか、英国人にとって甚大な被害だったんだなと思った。このひと月の夏をヨークシャーで過ごす中で、戦争の傷が僅かながら癒えていく様子は田舎の風景と合わせて綺麗で繊細だった。
テーマ性は色々あれど、教会の修復が、戦争後の青年とどう向き合う場かってとこで、戦争をみてきた人間が神なんかいないって叫ぶとこもリアルだし、牧師はありあまる部屋貸さねえくせに立派に説法は説いてるし、だけどこの映画の一人一人が抱えてる本当の信仰心への疑問符すべていいですね。若コリン、若ブラナー素敵。友達でいてくれ。
