スティーブン・キングの短編小説「トウモロコシ畑の子供たち」を基にした映画「チルドレン・オブ・ザ・コーン」の2作目。
邦題のせいでシリーズが把握しづらい作品No1かもしれない。
「ザ・チャイルド」という子供たちが大人を惨殺するスペインのホラー映画や、辺境の地での信仰「ウィッカーマン」が元ネタと思われる。
しかしこの設定がアメリカ人にはウケるのか、1作目がさして面白くは無いのに大量の続編とかリメイクが製作されていく。
1作目はガトリンに迷い込んだカップルが餌食になったけど、本作は仲のよろしくない父親と息子が主人公。
父親のほうが売れない記者で、ガトリンの大人殺害事件がネタになると踏んで聞き込みを開始。
この時代のホラー映画はお色気シーンやらベッドシーンが必須といっていいくらいなので、こちらもご多分にもれず父親も息子もすぐに乳繰りあいます。
その間にも「畝の後ろを歩くもの」を崇拝する子供たちは次々と大人たちを殺害。
子供たちを疑うBBAと医者のGGE、教会での殺害シーンは頑張ってホラー映画してるけど、ビンゴ大会に車椅子を乱入させるのはもはやギャグ。
でも裏にある陰謀とか先住民の教授とか出てくるのでそこそこ飽きずに観られる。
「痩せゆく男」とかスティーブン・キング作品にはちょいちょい先住民要素出てくるけど、これキングはどこまで関わってるんだろ。
あと何より子供たちを率いるリーダー的存在の男子が程よくムカつく演技してくれるのが良い。
このおかげで主人公たちを応援したくなるし。
良くも悪くもあの頃のホラー映画という感じ。