ねこねここねこ

罠の女のねこねここねこのネタバレレビュー・内容・結末

罠の女(1993年製作の映画)
1.0

このレビューはネタバレを含みます

妻を差し出してまで仕事の契約を取ったのに、他からやって来たアレックスに地位を奪われた男が嫌がらせ的に職場で自殺。
ローンばかりで夫の死後の生活が不安な妻のアマンダは、逆恨みでアレックス一家を破滅させようと息子のロービーの家庭教師として乗り込み、次々と豊満な肉体を武器に破滅へ追い込もうとするが…。

色々ツッコミどころ満載。
いきなり契約を盾に自分を辱めた男を銃で殺すけど、あんな白昼、門のところで殺して捕まらないとか、家庭教師として乗り込むけどそんな学力や才能あるのか?またなんで息子は一目でアマンダの虜なのか?とか。
また会社は前任者が自殺した部屋をすぐに後任にシレッとあてがうんだね。怖い。しかも私物まで残ってるし。
家政婦があまり自分に好意的ではないにしても家政婦からしたら大切なぼっちゃんを守るのは当然でなのに殺しちゃうとか。

特に人殺しをした後、自分で不安になったり後悔したり悩んだりがまるでなく、楽しそうにしてるところはもうサイコパスでしかない。
何が違和感ってここが1番違和感だった。人生で初めて人を殺したりしたらどんな理由でも葛藤や罪悪感が湧き起こるのではないかと思うけど、B級でアマンダの豊満な肉体を映すことしか考えられていなさそう。逆に言えばそれされ映しておけばいいでしょ的な作品。中途半端なポルノ?

そもそも契約のために妻の肉体を差し出すような夫を愛せるのだろうか?
何事も無かったように夫婦でベッドで抱擁とか気色悪くて鳥肌。憎むべきはローンまみれで後のことも考えずに会社で自殺した夫だろうに。逆恨みで進むストーリーも胸が悪いし、アレックスの妻も浴室から出る度にベッドに置かれてるお茶🫖もすぐに気づかないで、しばらくしてから叫んでみたり。

全体的にB級なのはともかく、全く心情が掘り下げられていないところが×
ラストもさらに×