兄弟愛を匂わせるストーリーながら、どうも面白味に欠けるのでポール・ダノをただひたすら愛でるだけの映画に成り果てている。

鍵となるサファラー(疫病神)のデザインがキモすぎるのもいただけない。もっとマシなデザインはなかったのか？こいつは『ミラーマスク』に出てくるキモいネコ以上のキモさだゾ。

とまあ、クソ映画なのにニカ、シューゲイザー、チルアウト、アンビエント系統のジャンルでまとめた音楽は普通にカッコいい。これぞ才能の無駄使い！がはは。

うーん……微妙。

良いとことしては、ポール・ダノがまだ大人になりきってなくて可愛かった♡
けど、話は面白くなかったし兄貴はほんとにムカついた。

疫病神に取り憑かれちゃって何もかも上手くいかなくなるんだけどさ、疫病神がかなり微妙なビジュアルなのね。人の顔したクロヒョウみたいなさー。あんまり怖くないからなんかペット的に見えてくるのね。で、誰にでも見えるからみんながおいおいそんなの連れてくるなよ……って感じで突っ込んでくるの(笑) 変な映画。

なんとなくラスト上手くまとめた感じになってるけど、兄貴のせいで弟の人生台無し(まあ元々崩れてたけど)になった気がするのであんまり好きじゃないです。

なんだこれは……
ポール・ダノ主演だが、ビミョーだった。

またしても日本版パッケージが変なんだけど、ポーランド版も相当おかしなことになってたから日本だけってことでもないね。
シリアスな話にシュールなファンタジー混ざる映画だった。

ニューヨークで暮らすどん詰まりな兄弟がカリフォルニアに行って人生やり直そうとするが、直前になって考えを変えてしまう。

その気が変わったことがいけなかったか？あの人面黒豹みたいな疫病神(サファラー)のせいなのか？
そもそも行っても生活が良くなるとは限らないし、あの謎の生物は守護神かもしれないって思うのもわかる。

人面黒豹が彼らにずっとついて回るのはなぜなのか。周りの人にも見えてるから妄想でもないし。
ドラッグ密売も絡むギャング映画の要素も入ってたがあまりヒリヒリしない。

確かにピンチも訪れ悲劇もあるがさらっと終わっていく。

兄弟の数日間を回想、罪悪感に駆られる兄。
あの後どうなったのか。

静かな兄弟ドラマだけど謎の生物のおかげで珍品みたいになってた。しかも謎は謎のまま。

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