ちりばめられた、瞬間。
人生を点で分けて繋いでいく。
音楽には、未来からの時間が、いつだって含有する。
この言葉を思い出して、この意味について、この作品に触れながら、ふと、わかったりわからなかった…
このレビューはネタバレを含みます
無差別殺人事件の犯人と被害者が過ごした直近の生活が繋げられた映画。
時折当時の時事ニュースが挟み込まれるのが印象深い。最終的には、それらのニュースの1つとして無差別殺人事件が取り上げられる。彼らの生…
やっぱり好きだーと思う。
見ているほとんどの時間早くここから解放されたいと思いながら過ごすのに、事は突然ただ起こり、何を語りかけられることもなく一瞬で過ぎてしまい、取り残されてようやく、それまで見て…
一つの事件へと収束していく群像劇
タイトル通り71カットの断片的な人々の日常がめまぐるしく切り替わっていきます
多くは語らせず車の中で鳴る音楽以外のBGMを排し、核心的な部分は見せないところも正に…
ミヒャエル・ハネケ監督作品8作目…。
『感情の氷河化』3部作の第3弾…。
まず冒頭のキャプションで…
「1993年12月23日…19歳の大学生マクシミリアン・B が銀行内で銃を乱射、3名が死亡……
断片的なそれぞれの生活はバラバラのパズルのように映し出される
それが偶然揃ってしまうことによる事件
見てる側と作品の距離が近くなったり遠くなったりと目まぐるしい映像の切り替えと演出が面白い
そ…
このレビューはネタバレを含みます
ミヒャエル・ハネケ監督作。
一人の大学生が銀行を襲撃。人々を射殺した後、車内で自殺するまでの過程を描く。
フラグメント・・・断片。
タイトル通り、いくつもの断片映像が画面に映し出される。
そのた…
人間の生活を部分的に切り取り、最終的に偶然にカードを揃える。毎日、毎日の遠い国のニュースがとても非現実的で、次の日には忘れてしまう。明日、明後日、10日後に自分が偶然のカードの一部とも知らずに我々は…
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