コミュニケーションの不可能性。
人は他者を捉えるのにわずかしかみず、断片からしか理解できず。わずかしか理解出来ない。
答えはない。
人がなぜそう行動するのか?
そこを興味深く捉えるハネケが
人…
「ファニーゲーム」「白いリボン」「愛、アムール」などのミヒャエル・ハネケ監督作品
19歳の大学生がクリスマスの数日前に、とある銀行で一般の人々を射殺する事件が起きる
その加害者と犠牲者のその日に…
"コミュニケーションの不可能性"
気持ちよく伏線回収される群像劇、ではない。1993年12月23日、ウィーン市内の銀行で発生する事件に向かって、それぞれの"断片"が偶然に寄せ集められる。
"現…
徹頭徹尾冷淡で突き放した濁りも偏りもない目線での描き方のため、どんなセンシティブな内容もなんだか考えうるベストな描き方がされてるように思えてしまう。
実際、特に銃乱射を題材にしたときハネケのアプロ…
A DAY IN THE LIFE
関係のなさそうな点と点が結びつくのは言ってしまえば偶然と必然の兼ね合いみたいなもの。
しかしハネケはそのような手法は取らずに映画にしてしまう。
とりとめのない日…
これをもっと早く見ておけばと思うほどに自分の制作に通ずる、というか通じさせたいことが実験されてた。インタビューでの「人はわずかしか見ずわずかしか理解しない。断片こそが見る人の体験に基づいて考えるチャ…
>>続きを読む感情の氷河化三部作のラスト
ハネケ曰く三部作のテーマはコミュニケーションの不可能性とか、人が理解できるのは断片の中のわずかなもの
一、二作目で一つの家族を取り上げたが、今回は個人、家族、世界の断片(…