71フラグメンツに投稿された感想・評価 - 4ページ目

『71フラグメンツ』に投稿された感想・評価

あろは

あろはの感想・評価

4.5

"コミュニケーションの不可能性"

気持ちよく伏線回収される群像劇、ではない。1993年12月23日、ウィーン市内の銀行で発生する事件に向かって、それぞれの"断片"が偶然に寄せ集められる。

"現…

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Shaw

Shawの感想・評価

4.2

徹頭徹尾冷淡で突き放した濁りも偏りもない目線での描き方のため、どんなセンシティブな内容もなんだか考えうるベストな描き方がされてるように思えてしまう。

実際、特に銃乱射を題材にしたときハネケのアプロ…

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ひじき

ひじきの感想・評価

4.0
この事件も、マイケル・ジャクソンも、紛争も、全て一括にされる。

一つの事件へと収束していく群像劇

タイトル通り71カットの断片的な人々の日常がめまぐるしく切り替わっていきます
多くは語らせず車の中で鳴る音楽以外のBGMを排し、核心的な部分は見せないところも正に…

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benno

bennoの感想・評価

3.9

ミヒャエル・ハネケ監督作品8作目…。

『感情の氷河化』3部作の第3弾…。

まず冒頭のキャプションで…
「1993年12月23日…19歳の大学生マクシミリアン・B が銀行内で銃を乱射、3名が死亡……

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マサ

マサの感想・評価

4.5
かなり好きです。
ハネケの作家性を凝縮したような作品だと思います。
マイケル…。
しょう

しょうの感想・評価

3.5

断片的なそれぞれの生活はバラバラのパズルのように映し出される

それが偶然揃ってしまうことによる事件

見てる側と作品の距離が近くなったり遠くなったりと目まぐるしい映像の切り替えと演出が面白い

そ…

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一人旅

一人旅の感想・評価

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ミヒャエル・ハネケ監督作。

一人の大学生が銀行を襲撃。人々を射殺した後、車内で自殺するまでの過程を描く。

フラグメント・・・断片。
タイトル通り、いくつもの断片映像が画面に映し出される。
そのた…

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ベム

ベムの感想・評価

3.9

人間の生活を部分的に切り取り、最終的に偶然にカードを揃える。毎日、毎日の遠い国のニュースがとても非現実的で、次の日には忘れてしまう。明日、明後日、10日後に自分が偶然のカードの一部とも知らずに我々は…

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歩く肉

歩く肉の感想・評価

3.4

本作と異曲同工にあたるのが、ガスヴァンサントの「エレファント」ではないだろうか。

日々見聞きする情報なんて所詮断片でしか無く、人間は本質的に理解し合えないのは、ハネケの映画を観るときに、嫌になるく…

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