A DAY IN THE LIFE
関係のなさそうな点と点が結びつくのは言ってしまえば偶然と必然の兼ね合いみたいなもの。
しかしハネケはそのような手法は取らずに映画にしてしまう。
とりとめのない日…
ミヒャエル・ハネケ監督の長編3作目
今作までの3作品を「感情の氷河化3部作」と呼ぶらしい。
言いたいことは分かるけど…90年代V系バンドの楽曲タイトルみたいなダサみ。んまぁアラ90年の作品ですしね…
ハネケの長編3作目。
ひとつの事件が起こったことを告げるオープニングから、その事件が起こるまでのそこに関わる人たちの群像劇風の設計。それぞれのピースが無機質に、分断されて散りばめられていて、淡々と繋…
最初と最後で反復されるニュースの解釈が少しでも変わるかもしれないそれぞれの繋がり。フラストレーションの開放が如何にもハネケって感じ。児童養護施設のアンニちゃんが水族館のショーで微笑してるのを見られて…
>>続きを読む人は断片しか語れないし、断片しか理解できない
カットがあまりにあからさまだったのはそういうことか、と
ハネケはわかりそうでわからない、それでいいんだと思った
あとなにかを描くなら、それを示してはいけ…
ミヒャエルハネケの映画ってのは
観た直後じゃなくて
観て日が経つにつれて
どんどん色が濃くなっていくような
徐々にぼやけてた輪郭が
はっきりしていくような映画。
コードアンノウンのときもそうだったけ…
これをもっと早く見ておけばと思うほどに自分の制作に通ずる、というか通じさせたいことが実験されてた。インタビューでの「人はわずかしか見ずわずかしか理解しない。断片こそが見る人の体験に基づいて考えるチャ…
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