断片的なそれぞれの生活はバラバラのパズルのように映し出される
それが偶然揃ってしまうことによる事件
見てる側と作品の距離が近くなったり遠くなったりと目まぐるしい映像の切り替えと演出が面白い
そ…
このレビューはネタバレを含みます
ミヒャエル・ハネケ監督作。
一人の大学生が銀行を襲撃。人々を射殺した後、車内で自殺するまでの過程を描く。
フラグメント・・・断片。
タイトル通り、いくつもの断片映像が画面に映し出される。
そのた…
人間の生活を部分的に切り取り、最終的に偶然にカードを揃える。毎日、毎日の遠い国のニュースがとても非現実的で、次の日には忘れてしまう。明日、明後日、10日後に自分が偶然のカードの一部とも知らずに我々は…
>>続きを読む本作と異曲同工にあたるのが、ガスヴァンサントの「エレファント」ではないだろうか。
日々見聞きする情報なんて所詮断片でしか無く、人間は本質的に理解し合えないのは、ハネケの映画を観るときに、嫌になるく…