まめた

マージン・コールのまめたのネタバレレビュー・内容・結末

マージン・コール(2011年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

リーマンショックを元に創作したんだろうな。 投資銀行倒産直前の内情を悲壮感たっぷりに描いてある。この世の終わりと言わんばかりの悲壮感が漂っているのは中間管理職と平社員ばかり。仕事に必死に頑張っていたからこそ落胆も大きいのだろうな。トップに近い人はトップに立つだけあって冷酷で肝がすわっているのか落ち込みからの立ち直りが早い。なるようにしかならないと割切ったのだろうな。自分らの利益を守ることを第一優先に考える。
投資は自分が得をすれば相手が損をするものだろうが、明らかなゴミ商品を売りつけるのは心が痛むのだろう。
元々給料が高い職ではあるし、個人の資産は減らない。首になったところで一般的な職より痛みは少ないのではないかな。
この会社がドミノの1個目でこの後連鎖的に被害が甚大に膨れあがり市場と経済が混乱、路頭に迷う人、自殺する人が大勢出るんだろうな。

有名な演技派をたくさん使っているから社員の感情はよく伝わってくる。でも創作なら話をもうちょっとエンターテイメントにふって見やすくするとか、結末を描いた方がよかったな。かなりあっさりした終わりかたで俳優の使い方がもったいないなと思った。
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