巣籠もり坊主

マージン・コールの巣籠もり坊主のレビュー・感想・評価

マージン・コール(2011年製作の映画)
4.0
2020/10/31(土)
 金融知識は壊滅的で、現代社会をめぐる情報も余り深く理解していない風船頭の自分には、テーマ的には劇場で観るには辛い作品だったかな。家で観て正解。
 リスク管理と組織の意思決定にかかる速度感がスリリングであっという間にエンドロール。かなり満足度が高い作品。
 作中に流れる徹夜明けのグッタリした倦怠感に負けず劣らず、自分も胃の痛みやら肩凝りやらを感じつつ、怒涛の勢いで様々なエピソードの回収に入る終盤。序盤の締め付けられるような緊迫感とは、どこか対照的に気だるかったり皮肉的だったり演出が上手い。ここから2008年の出来事がなんだったのか改めて学びたくなるし、良い作品に出会えて満足。
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