はぐれ

シュザンヌの生き方のはぐれのレビュー・感想・評価

シュザンヌの生き方(1963年製作の映画)
3.1
巨匠ロメールの「六つの教訓話」シリーズの第二作。

彼女の前で「こいつは身体だけはいい」と言ってのける清々しいほどのクズのギヨーム。そしてシュザンヌがそんなクズ野郎と付き合っていることが理解できずに終始イライラしている主人公のベルトラン。いや、てかそんなクズ野郎と友達関係を続けるなよ!さっさと絶交しちまえよ!🙄(←もっと拗らせてるやつ)

飼い犬みたいに勝手に主従関係やカーストの順位を決めてキャンキャン吠える思春期爆発の青年。そしてそんなことには囚われずに自分の生きたいように生きるシュザンヌ(ただし傍からそう見えるだけ)。教訓話だけにラストはちょっと説教くさいけど、勝手に勝ち誇ったり勝手に挫折したりする主人公の心の動きがとってもリアルで妙に納得してしまった(笑)
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