「ホーク/B計画」に次ぐ"地下鉄サリン事件"ネタをぶち込んだ香港産アクション映画

架空の国ラベニアを舞台に"教祖奪還を試みる日本のカルト教団VS混乱に乗じて邪魔者抹殺を計画する保安局長VS左遷させられた工作員"の三つ巴の戦いを描く

東ヨーロッパでの大々ロケーションを敢行しているにもかかわらず、やってる事は香港と変わらない

カンフーアクション、ガンアクション、カーアクションの豪華3種盛り

しかも絶え間なく繰り広げられるので、バイキング料理を90分間口の中に押し込まれているかのようなボリューム満点の出来

ワイヤーアクションはハリウッドから日本映画まで幅広く手掛けたチン・シウトンが担当

個人的に木から転落する敵を射殺するシーンでカメラがグルグル回転する演出がお気に入り

しかし"天安門事件により国外脱出した元カノと再会"みたいな時事ネタラブストーリーは余計だった

• #香港
• #カルト教団
• #アクション
• #チンシウトン
• #麻原もビックリその2

チウ・マンチェク主演のアクション映画。
ヒロイン役にスー・チー。

チウ・マンチェク演じるドンは特殊部隊隊員。命令違反の処罰によってヨーロッパかどこかの国へ左遷させられます。
そこで偶然、国際指名手配の日本人と遭遇、戦いの末に検挙することに成功します。
その日本人は、地下鉄サリン事件(!!)を起こした過激な新興宗教団体の教祖だったのです。
引き取りにきた警察を皆殺しにした教祖を追うドン。
元カノのスー・チーと再会したりもしますが、そのへんのドラマは割とどうでもよくって、とにかく終始戦い続けます。

そうなんです。この映画は、とにかくアクションシーンが多いんです。戦ってばかりいます。
マーシャルアーツアクション、ソードアクション、そしてガンアクション。終盤にかけてはノンストップでひたすら戦うので、少し飽きちゃうぐらいです(苦笑)。
カーチェイスで、敵の放ったロケット弾を受け流すトンデモ場面には爆笑させてもらいました。よくもまあ馬鹿馬鹿しいことを思いつくものです。

ドラマは破綻していても、格闘アクションでお腹いっぱいになれればそれでいいやっていう人向け。
それにしても、地下鉄サリン事件首謀者の教祖って、よくこんな設定使ったなあ(汗)


レンタルビデオ、中古ビデオにて

チウマンチェクが堅物キャラってのはターゲットブルーのリンチェイみたいな感じで似合ってていいなぁとはおもうけどストーリーがなぁ…流石にガタガタすぎるw
いきなり私テロリストの仲間とかなんの理由もなく言われてもなぁ…、敵の大使は何したいんや….スーチーの存在理由は…？国際的な犯罪者の護送5人だけ…？、ムショで人あんな殺して大丈夫なの…？とかあげればキリがない
デモのシーンとかよくできてるなぁと思っただけにストーリーで損してるなぁと思った

動作指導はチンシウトン！妖刀斬首剣でもそうだったけど実はやればできる子w
緻密なアクションって訳じゃないけど足技を多用しワイヤーもいい感じに絡めたインパクトの強いアクションを作り上げている
演じる役者もチウマンチェクなので安心


もうちょっとちゃんと作り込めば傑作になったのに…と惜しい作品

あと敵ボスはめっちゃ強い麻原彰晃