「素直に夜の中に入ってはならぬ。怒り狂え。
消えゆく光に逆らえ。」
カエルの子はカエル説🐸
人生の大先輩イーストウッドの娘の監督作品。
なかなかの良作でした。
末期ガンに侵された妻をもつ鉄道マニア🚃のケビンベーコンは、妻の死が受け入れられず仕事に逃げたり、民間療法士連れてきたり。寂しさを内に秘めた頑固な捻くれ者が彼はよく似合う。
妻は、残った時間は好きなことだけしていたいと話す。
ピアノ買ったり、旅行に出ようとしたり、子供の為の買い物リストを作ったり。
この妻の歳が、今の私と同い年で。
確かにもう若くはないけれど、それでもまだまだやりたいことをする時間はあると私も思ってしまっている。
もし今、あなたの人生はここまでですよと言われたら、やりたかったのにやらなかったことを後悔するだろう。
そんなことしてる場合かという周りの目を無視し、最後はやりたいことをやろうとする彼女に感情移入してしまう。
無理心中から生き残ってしまう息子くん役の子の演技も凄かった〜(T ^ T)。
その後アリソン・イーストウッドは有名作品を作っていないみたいですがこの作品がとても良かったので、二世というレッテルに負けずまた頑張ってほしいなぁと思います。
2021-207