はる

レールズ&タイズのはるのレビュー・感想・評価

レールズ&タイズ(2007年製作の映画)
4.4
悪役じゃないケビン・ベーコンの作品を探していたら思いがけず良作に出会いました。

癌で余命僅かな妻と、仕事に逃げ込んで妻の現実を直視できない鉄道運転士。これだけでも感動ドラマが出来上がるのに、そこに少年が加わりました。
まるで見えないレールが敷かれていたかのように夫婦の元にやってきます。

母親の無理心中に道連れにされそうだった訳あり少年。
こんな子どもが登場すると、もう目が離せなくなります。
どんよりした雰囲気が続くんだけど、最後は希望がもてる終わり方で、ホント良かった。

監督はクリント・イーストウッドの娘さんアリソン・イーストウッド。
音楽は息子のカイル・イーストウッド。
この作品には無関係だけどスコット・イーストウッドはパパを上回る色男だし、イーストウッド家ってすごいな。

妻をダンスに誘うケビン・ベーコンに、キレッキレのダンスをしていた『フットルース』が頭によぎりました。
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