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最後の銃撃のTLsのレビュー・感想・評価

最後の銃撃(2009年製作の映画)
4.5
スコセッシ映画の名バイプレーヤー、フランク・ヴィンセント主演の非常に渋いマフィア映画。

脚本自体はとにかくGTAを映画化したようなもので、特筆すべき点は無いがマフィア感はしっかり感じることができるデザインになっていたので私は満足した。主演のフランク・ヴィンセントはグッドフェローズのバッツ役をはじめとして数々のマフィア映画でマフィアを演じてきたが2009年にして彼が主役のマフィア映画でこのようなベテランマフィアを主人公にした物語は、どこかスコセッシ監督の『アイリッシュマン』を感じさせて嬉しい。そして、同時に哀愁も感じてしまうところもいい。

マフィア映画というジャンルがここで上げた作品のようなA級は数少なく、ほとんどが低予算で作られる所謂B級映画であるが、中には工夫を凝らしたものやこのような情に訴えるものなど、様々なタイプの作品があるのでまだまだ楽しめるジャンルだと思う。
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