茜

トレイシー・ローズの 美女とエイリアンの茜のレビュー・感想・評価

3.0
先日レビューした「美女とエイリアン(1957)」のリメイクで、この度の主役はトレイシー・ローズ。
未成年でのポルノ出演がバレて業界から追放状態だった彼女の復帰作なんだそうです。

オープニングではレトロな電子音楽に合わせて数々のクリーチャーやグロシーンが登場。
「何と大胆なリメイク!期待大!」と思ってたんですが、クレジットの最後に「ジム・ウィノースキー」の文字が…。
おやおや、これって前観た「シャーク・プリズン」の監督さんじゃないの…?っていう不安は的中。
完全なる開幕詐欺で、本編にはクリーチャーもグロも一切なし、オープニング映像も他作品のカットを継ぎはぎしたものだった…やられた~(笑)
てかジム・ウィノースキー監督ってロジャー・コーマンのお弟子さんだったのですね。

本編ストーリーはオリジナル版とほぼ同じ。
トレイシー・ローズがナース役で、本作で出て来る宇宙人もオリジナル版と同じくスーツにサングラスという出で立ち。
ただトレイシーというだけあって、やたら可愛らしいナース服や水着におっぱいといったエロ要素があからさまに追加されており、もはやトレイシーのコスプレ映画と言っても過言ではない。
エンディングの演出も丸っきり同じで笑っちゃいましたが、本作みたいにゆる~く楽しめるほのぼのSFホラーといった趣も、これはこれで有りなんじゃないかなと思う。

個人的には黒いパーティードレスのトレイシー姐さんがキレイキレイだったので充分お腹いっぱい満足いたしました。
茜